「軸の本 Mechanical Switch Data Book EARLY ACCESS」を読みました

いつもお世話になっております。TALPKEYBOARDです。 

今回も読書感想文です。都市圏に比べ地方はあまりメジャーではない趣味に関する情報が乏しいのが難点です。そして買いたいものの中でも書籍は、直接手にとって内容の確認ができないので、なかなか購入に踏み切れません。ですので、せめて私の購入した本については、感想文として皆さんに情報提供できたら、と考えています。

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今回紹介するのはRomly(@Romly)さんが書かれた「軸の本 Mechanical Switch Data Book EARLY ACCESS」です。こちらは一昨年に出た本ですが、TALPKEYBOARDで販売しているキースイッチがいくつも掲載されていて、キースイッチの概要と各スイッチの特長をつかむには大変わかりやすい本です。

装丁が非常に凝っており、このデザインはどうやって?フォントは?紙質は?と、気にしはじめたら止まらなくなります。

デザインのみならずいろいろとすごい点がこの本にはあるのですが、一番のポイントは、掲載しているキースイッチの全ての荷重グラフを掲載している事です。一般的な使用記事の場合、メーカーデータの転記と、使用者の感想に留まっているものがほとんどですが、この本は、荷重測定を行う機材であるフォースゲージを用い数値を取得、グラフ化しています。

 

フォースゲージについてはこちらをお読み下さい。

https://www.forcegauge.net/category/forcegauge

 

Romlyさんもあとがきに書かれていますが、フォースゲージ自体の精度や計測方法により、数値に若干の誤差が発生している可能性はないとは言い切れません。しかし異なるメーカーのキースイッチを横串で計測し、本として出したケースは日本初です。異なるメーカーを相対的に数値で評価できている事において非常に価値があることで、ほんとうにすごいなと思っています。

この本に記載されているキースイッチは、Gateronのノーマルな赤、青、黄、茶、緑、黒、クリアとKailh製品となっています。GateronはTALPKEYBOARDで販売していますので、参考にしていただけたら幸いです。

本の内容について、詳しくはRomlyさん自身が説明しているブログがありますので、そちらもお読みください。

romly.com

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かわいいステッカーがついていました。うれしいです。

 

Romlyさんのショップです。ぜひご覧ください。

romly.booth.pm

 

 

TALPKEYBOARDもよろしくお願いいたします。

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「KbD C93 (2017 DECEMBER)」を読みました

いつもお世話になっております。TALPKEYBOARDです。

2017年末から本格的に盛り上がってきた自作キーボードの流れですが、ユーザーの広がりと同時に、技術的な進化や周辺の環境も大きく変わり続けています。そのような状況なのですが、今回は2017年12月に発表された本を紹介します。

 

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 紹介するのはびあっこ(@Biacco42)さんが書かれた「KbD C93 (2017 DECEMBER))」です。2017年12月、いまから約2年前の自作キーボードの波が大きくなってくる直前に出されたものです。

まずは装丁デザインの美しさにびっくりします。これ個人でやったんだ...ちょっとしたカフェなんかで読んでいても違和感のないデザインです。やさしい文章で、技術書然とはしておらず、自作キーボードを初めて知りたいと思った方々にもとっつきやすいです。

内容は自作キーボードの魅力、代表的な自作キーボード、自作キーボードを使うメリット、自作キーボードの構成要素などについて書かれています。すでに自作キーボードを組み立てて利用されている方々はご存知の内容ですが、初めて自作キーボードの世界に入ろうとされている方々には、基本的かつ正確な情報が網羅されている良い本です。また自作キーボードが何かを知識として理解しておきたい方々にも有用な本です。例えば雑誌メディアのライターさんなどは持っていて損はないと思います。

発行されたのが2017年末ということで、現在の状況と比較すると情報が不足している点も見受けられます。現在は自作キーボードキットもBOOTHや遊舎工房を中心に実に多くのものが販売されています。しかしそもそもこの時期は遊舎工房さんがまだ実店舗をオープンされていませんでした。うちはありましたけど。あれ載ってないぞ。ですのでパーツの入手元が海外だったりすることが多いので、そこは最新の情報を入手しながら読むことをおすすめします。

この本を購入して読んでから、自作キーボードの世界に入るかどうするかを判断するというのが、私のおすすめするこの本の利用方法です。またすでに世界に入り込んでいる方々には、2年前はこうだったなあと過去に想いを巡らせるのも、よい活用方法ではないかなと思います。

この本は、ずっと持っておこうと思っています。

 

biacco42.booth.pm

新年のご挨拶とセールのご案内

あけましておめでとうございます。TALPKEYBOARDです。

昨年は本当に色々とお世話になり、ありがとうございました。

昨年は遊舎工房さんの店舗オープンに伴う自作キーボード業界の盛り上がりと、店舗オープンと共におとずれたTALPKEYBOARDの経営危機(これは後日書きます)そしてMFT2019や天キーでみなさんとお話できたこと、色々と経験させていただきました。

今年はしっかりとショップ運営を行いつつ、面白いことを探したり、みなさんとコラボしたりがゆっくりとできればと思っておりますので、お気軽にお声がけください。

さて新年となりましたので、新年定番のセールを開催いたしております。商品は適宜追加してゆこうと思っています。期間はいきあたりばったりで決めていないのですが、1月15日が近くの神社のどんど焼で、そこでお正月飾りを燃やしますので、今週末くらいを目処にしようと思っています。

セールページはこちらから

それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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「キーボードに(ちょっとだけ)詳しくなれる本」を読みました


ITに関する書籍の中でキーボードをテーマにしたものはかなり少ないです。そして自作キーボードに関しては少ないどころか、出版社からはまだ発売されていないのではないかと思います。

そのような状況の中で、自費出版という形で本を作り販売している素晴らしい方々がいらっしゃいます。今回からはその中から私が持っているものについて簡単なご紹介と感想を書いてゆこうと思います。

 

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今回ご紹介するのは天高さんが書かれた「キーボードに(ちょっとだけ)詳しくなれる本」です。自作キーボードははんだづけの箇所も多く、細かい部品もあります。ファームウェアについても初めての方には戸惑うことがあるでしょう。かくいう私も、現在うまく動かないキットを二つ抱えています...

この本では、自作キーボードにおけるハードウェアやファームウェアの具体的な設定やカスタマイズに関しての内容にはほとんど触れていません。自作キーボードキットの中のパーツ構成とパーツの役割をまず最初に説明し、次に自作キーボードを作る前の最低限必要な知識、スキル、工具について詳しく解説しています。

その次の組み立ての章でページを割いて書かれているのがトラブルシューティングです。その為に必要なテスターの説明から細かく書かれています。初心者の方であればあるほど間違える可能性がありますので、トラブルシューティングの流れは知っておきたいところです。またここまでの内容は自作キーボードのみならず電子工作全体、さらにものづくり全体に共通して言えることですので、読んでおく価値はあると思います。

 

そして次の部に入るのですが、なぜか題名が「ポエムの部」?

いやちょっとそれは...と思いましたが、全然大丈夫でした。ここでは既存のキーボードの問題点から新しいキーボードの概念、新しい機能と、自作キーボードの黎明期から現在までの流れがわかりやすく書かれています。この内容は、自作キーボードっていったい何?と思われている方々に読んでいただける、ととても良い内容だと思います。

九州の片田舎に住む私は、東京での自作キーボードの最初の頃の流れをうまく理解していなかったこともあって、分割キーボードの流れがこの本でよくわかった感じです。

 

自作キーボードを始めるために揃えておかなくてはならない知識、スキル、工具などがよくわかるともに、自作キーボードのこれまでの流れも掴めますので、自作キーボードをはじめようかなと思っている方々に読んでほしい本でした。

 

 

天高工房さんのBOOTHはこちらです。あ、この本売ってない...

https://skyhigh-works.booth.pm/

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

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射出成形ぽい事をやってみました

最近の自作キーボードにおける自作具合は、日々進化の一途を辿っています。PCBの自作はいわずもがな、アクリル素材のレーザーカットや金属プレートの切削加工、3Dプリントなどを駆使したケース制作、ケーブル制作、昇華印刷、染色などなど、もう情報が多すぎて追いつけない状況です。

しかしながら現時点で自作の手法が確立されていないパーツがあります。それは射出成形で制作するキーキャップです。制作(というか製造)には金型と射出成形装置が必要です。金型はCNCフライスで自作、射出成形はオリジナルマインドが販売している手動の射出成形装置で作られている方々はいらっしゃいますが、それでも敷居は非常に高いのが現状です。

そこで考えました。なるべく手軽で安く同じような事ができないか。一年くらい事あるごとに考えていたところ、先月シリコン成形なる製造手法があると聞きました。金型の代わりにシリコン型を用いて、少量生産に対応する方法との事。シリコンは耐熱温度が確かおよそ200℃前後と熱には強いので、シリコンよりも融点が低い樹脂を流し込めば、キーキャップができるのではないかとひらめきました。

 

 

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ありました。Artisanキーキャップ作る用のシリコン型です。

次は樹脂です。安くて融点が低そうなもの。

 

 

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 ありました。グルーガンです。

 

 

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グルーガン用の樹脂です。以前100均で購入したまま忘れてました。やや柔らかい素材ですが、うまく溶けてくれそうです。

 

 

材料はそろいました。早速やってみましょう。

まずグルーガンを熱して、樹脂が溶けたらシリコン型の片側に流し込んで、溶けている内にもう片側のシリコン型と合体させ、湯道から樹脂を流し込むという、レジン成形と同じ作戦です。

 

 

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片方の型に流し込みました。レジンと違って粘度が高いので、グルーガンの先端でぐいぐい押し付けながらここまで流し込みました。がなんとなくできていない予感がしたので、この時点で型から外してみました。

 

 

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 この物体はなんだろう。全然できてません。押しつけ方が甘かったので、型の壁面に密着する前に固まったようです。もっと早めに押し付けるようにしないといけません。

 

 

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再チャレンジ。片方の型に流し込んで急いでぐいぐい押して密着させて、もう片方の型と合体させて、全ての湯道にグルーガンの先端を押しつけて樹脂を流し込み、冷えるまで待ちました。

 

 

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冷えるまでチェック。もしかしたらいけてるかもしれない..

 

 

そしてオープン。

 

 

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キーの頭部がうまく型と密着できなかったか変形していますが、なんかキーキャップの形になった感じがします!

 

次に裏を見てみます。

 

 

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なんとなくですがステムもできていました!

 

 

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 湯道の部分などをカットした状況です。頭の部分以外に、一部シワができてしまっていますが、一応キーキャップの形にはなっています。一応。

 

 

というわけで、おそらく練習をしてもう少しコツをつかめば、もっときれいに作ることは可能だと思いました。

 

しかし...

 

労力的にはレジンでの制作のほうが楽でした。注入する先から樹脂が固まっていってしまうので、慌てて作業を行わないといけません。できた樹脂は微妙に柔らかいですし。もう少しまじめに考える必要があります。まじめに考えようと思います。

 

 

 

 

 

 

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以前書いたキーキャップ染色についてのURL

 去年の頭に、染料を用いてキーキャップを好みの色に染めるやりかたを書きました。こちらもじわじわアクセス数が伸びています。どうしてなんでしょう。ページがどこにあるのかよくわからないので、こちらもページのURLを貼っておこうと思います。

真冬に外でカセットコンロを使ってキーキャップとPCBプレートをぐつぐつ煮るなんて、かなりどうにかしています...

 

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以前書いた昇華印刷についてのURL

一昨年、昇華印刷の簡単なやり方について書いたコラムのアクセス数が、なぜかここにきてじわじわ伸びてきていて、検索ランキングでも上位になってしまいました。ショップページのニュース欄に書いてしまったので、昇華印刷と検索しないと僕でも発見できない状況です。なのでこちらにURLを貼っておきます。

時間を見つけて、次は簡単な治具を作成して、より失敗の確率が少ない内容にしてゆきたいなと思っています。

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